一般的なお葬式の流れ「お亡くなりになる時のいろいろ」

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 お別れのかたちには決まったルールはありません。いろいろなスタイルがあります。地域による慣習の違い、宗教による流れの違いなど文化的な面での違い、亡くなった方のお体の状態、そして見送る方の望まれる葬儀のかたちなどにもよって、その内容は大きく異なります。特に東京のような大都市では、その多様性が顕著にあらわれる場面が多くみられます。参考までに、東京でお通夜とお葬式をする場合のタイムラインをまとめました。お亡くなりになる際のトピックもご覧ください。

もしもの時

亡くなる場所

死に直面する場所は大きくふたつに分かれます。ひとつ目は「住んでいた場所」、つまりご自宅や介護施設で亡くなる場合です。ふたつ目は「それ以外の場所」、たとえば病院で治療・療養中にお亡くなりになる方は多くいらっしゃいます。どちらで亡くなった場合でも、医師が死亡診断書を発行し、これが死の公式な確認とされます。しかし、亡くなり方によっては、さらに複雑な手続きが必要になることがあります。

住んでいる場所で亡くなった場合

ご自宅や介護施設、ホスピスなどでお亡くなりになった場合、医師が死亡診断を行います。ご自宅でお亡くなりになった場合は、ケアプランに沿った方法で主治医に連絡をとります。死因が明らかで自然なものであれば、「死亡診断書」が発行され、ご家族に渡されます。「死亡記診断書」の左半分は「死亡届」になっていますが、その場で記入する必要はありません。

病院での死亡

病院での死亡では、治療を担当していた医師が「死亡診断書」を発行します。ここでも、特別な事情がない限り、病室から霊安室に移動し安置場所への移動という流れになります。病院ではあまり長い時間ご安置できないことが一般的です。大変な時期ではありますが、事前のご準備が大切です。病院でも葬儀社は待機していますので依頼もできますが、葬儀社の「事前相談」などを利用し、希望ににどれだけ寄り添ってくれるかを確認し、お戻り先などを決めておきましょう。

警察が関わる死亡

元気な方の突然死、災害、事故、自死、殺人などの場合、死因の特定が困難または不自然な状況があれば、警察が関与します。このような場合には、警察官による初期の聞き取り調査、検視が行われます。その後、監察医による検死が行われ、「死体検案書」が発行されます。死因が明確でない場合は監察医務院〈東京23区〉へ移動し解剖が行われます。

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